专利摘要:
携帯型モバイル端末に適応されるATSC標準に従って動作するエンコーダ及び復号器の間の信号通信を処理する方法及びアーキテクチャが開示される。この方法及びアーキテクチャは、冗長エラー処理を改善するよう空間−時間−周波数ダイバーシティに従ってパケット及び冗長パケットを送信することを伴う。
公开号:JP2011505723A
申请号:JP2010534041
申请日:2008-11-14
公开日:2011-02-24
发明作者:チッタ,リチャード,ダブリュー
申请人:トムソン ライセンシングThomson Licensing;
IPC主号:H04B7-06
专利说明:

[0001] 本発明は、マルチモード伝送システムでのデータ送信に関する。具体的に、本発明は、マルチ符号レートが例えばATSC等の単一標準伝送プロトコル内のデータ送信で使用され得る伝送システムに関する。]
背景技術

[0002] 過去数十年にわたって、映像伝送システムはアナログフォーマットからデジタルフォーマットへと切り替わってきた。米国では、放送局は、NTSC(National Television System Committee)アナログテレビジョンシステムからATSC(Advanced Television Systems Committee)A/53デジタルテレビジョンシステムへの切り替えを完了する最終段階にある。A/53標準は、「ビデオエンコーダ入力走査フォーマット並びにビデオエンコーダの前置処理及び圧縮パラメータ、オーディオエンコーダ入力信号フォーマット並びにオーディオエンコーダの前置処理の圧縮パラメータ、サービスマルチプレクス及びトランスポートレイヤ特性並びに規範的な仕様、更には、VSB RF/T伝送サブシステムを含むシステムのパラメータの仕様」を提供する。A/53標準は、どのようにソースデータ(例えば、デジタルオーディオ及びビデオデータ)が処理されて、無線送信される信号へと変調されるのかを定義する。かかる処理は冗長情報をソースデータに付加し、これにより、受信器は、たとえチャネルがノイズ及びマルチパス干渉を送信信号に付加するとしても、ソースデータを回復することができる。ソースデータに付加される冗長情報は、ソースデータが送信される実効レートを低める一方で、受信信号からのソースデータの適切な回復の可能性を高める。]
[0003] ATSC A/53標準の開発プロセスは、HDTV及び固定受信に焦点を当てていた。システムは、既に市場に入り始めていた高解像度テレビジョン画面のために映像ビットレートを最大限とするよう設計された。しかし、ATSC A/53標準の下での送信ブロードキャストは、モバイル受信器に関して課題がある。標準に対する拡張が、モバイル装置によるデジタルテレビジョン信号のロバストな受信のために必要とされる。]
[0004] この事実を認識して、2007年に、ATSCは、放送局がそれらのデジタルブロードキャスト信号を介してテレビジョン・コンテンツ及びデータをモバイル携帯装置へ伝送することを可能にする標準を開発すべく、プロセスの立ち上げを公表した。複数の提案がそれに応じて寄せられた。結果として得られた標準(ATSC−M/Hと呼ばれる。)は、ATSC A/53と下位互換性を有するよう意図され、既存の受信設備に悪影響を与えることなく同じRFチャネルでの既存のATSCサービスの動作を可能にする。]
[0005] モバイル装置への送信のための多くのシステム(例えば、幾つかの提案されているATSC−M/Hシステム等)は、周期的な送信を実行する。かかるシステムは、受信器システム動作を支援するために、その伝送にプリアンブルを含ませることができる。通常、プリアンブルは、受信システムの部分が受信を改善するようトレーニングに使用されうる既知の情報を含み、特に、モバイル動作で見受けられるもののような困難な環境で有用でありうる。かかるシステムは、更に、異なる符号レートでデータをエンコードしてよい。前進型エラー訂正(FEC(Forward Error Correction))符号(例えば、畳み込み符号)は、情報の総量のうちどの部分が冗長でないのかを示す。通常、符号レートは分数である。符号レートがk/nである場合は、kビットの有用な情報ごとに、符号化器は全部でnビットのデータを生成し、うちn−kが冗長である。]
[0006] 既存のATSC−M/H提案は、符号エンハンスド時間(code-enhanced time)及び周波数ダイバーシティを可能にするよう別個のブロック符号の使用を含む。1/2レート符号化送信の例で、モバイルデータは、入力バイトごとに2バイトを出力するFEC符号化器に入力される。2バイトは、元のデータ及び冗長データを表す。受信器は、元のデータの受信器閾値で元のデータ又は冗長データのいずれかを受信することができる。両ストリームが受信される場合は、受信器が元のデータを下回る閾値でデータを回復するように、符号化利得アドバンテージが存在する。]
発明が解決しようとする課題

[0007] 通信設備の移動歩行動作(mobile and pedestrian operation)は、建物及び移動車両により存在する過度の伝送チャネル障害並びに他の欠陥を有して、最も大きな課題の幾つかを突きつける。冗長な手段でデータを提供するシステムが使用されてよい。モバイル装置での受信を改善するよう周波数時間空間ダイバーシティにより冗長情報を利用することが好ましい。]
課題を解決するための手段

[0008] 本発明の態様に従う方法
本発明の他の態様に従う方法]
図面の簡単な説明

[0009] 本開示のモバイル/可搬性受信のための地上ブロードキャスト送信器の実施形態のブロック図である。
本開示の例となるモバイル/可搬性データストリームの一部の実施形態のブロック図である。
本開示の例となるデータフレームの実施形態のブロック図である。
本開示のモバイル/可搬性受信のための地上ブロードキャスト受信器の実施形態のブロック図である。
本開示の復号器の実施形態のブロック図である。
本開示の復号器の他の実施形態のブロック図である。
本発明に従う地上ブロードキャスト環境のブロック図である。
本開示に従う送信器の一部の実施形態のブロック図である。]
実施例

[0010] ここで挙げられている例示は本発明の好ましい実施形態を表すものであり、いかなる方法によっても本発明の技術的範囲を限定するよう解されるべきではない。]
[0011] ここで記載されるように、本発明は、レガシー伝送及び受信パス(例えば、ATSC A/53)との下位互換性を可能にしながら、ダイバーシティ及びデータ冗長性を利用するモバイルブロードキャストシステム(例えば、提案されているATSC−M/Hシステム)でデータを送信する方法及び装置を提供する。本発明は、好ましい設計を有するよう記載されているが、本開示の趣旨及び技術的範囲内で更に変形されてよい。従って、本願は、その一般的な原理を用いて発明のあらゆる変形、使用、又は適用をカバーするよう意図されている。更に、本願は、本発明が属し且つ添付の特許請求の範囲の技術的範囲内にある当該技術で既知の又は通例のやり方の範囲内にある本開示からの逸脱をカバーするよう意図されている。例えば、記載される技術は、他のタイプのデータのために設計され且つ様々な符号化、エラー訂正、冗長性、インターリービング、又は変調方式を使用する伝送システムに適用可能である。]
[0012] 以下図面、より具体的には図1を参照すると、本開示のモバイル/可搬性受信のための地上ブロードキャスト送信器の実施形態のブロック図が示されている。図1の実施形態100は、複数の信号送信手段(例えば、MPEGトランスポートストリームソース110)と、ATSC−M/H前置処理パス115と、レガシーATSC A/53処理パスとを有する。ATSC−M/H前置処理115内の要素には、パケット・インターリーバ120と、シリアル連結ブロック符号化器125と、パケット・デインターリーバ130と、MPEGトランスポートストリームヘッダ変更部135と、プリアンブルパケット挿入部140とがある。レガシーATSC A/53処理パス145は、データ無作為抽出部150と、リードソロモン・エンコーダ155と、バイト・インターリーバ160と、トレリス・エンコーダ165と、同期挿入部170と、パイロット挿入部175と、変調部180とを有する。] 図1
[0013] ATSC−M/H処理フローで、MPEGトランスポートストリームソース110から入来するMPEGトランスポートデータ112は、パケット・インターリーバ120で受け取られる。パケット・インターリーバ120は、連続する番号のバイトを異なるシーケンスへと並び替え、ビットエラーレート及びフレームエラーレート性能を改善する。この例となる実施形態で、パケット・インターリーバ120は、行毎に順に固定数の連続するパケットからバイトを取り、列毎にバイトを出力する。このようにして、パケットの第1バイトの全てがグループ化され、パケットの第2バイトの全てがグループ化され、以降、パケットの最後のバイトまで同様にグループ化される。各ソースパケットは同期バイト差を有するMPEGトランスポートストリームパケットであるから、各パケット長は187バイトである。各コードフレームにおけるパケットの数は、GF(256)シリアル連結ブロック符号のために必要とされるソースシンボルの数と同じである。]
[0014] 次いで、インターリーブされたデータは、ガロアフィールドGF(256)シリアル連結ブロック符号化器(SCBC)125へ結合される。GF(256)シリアル連結ブロック符号(SCBC)125復号器は、現在のシンボルについてのレートモードに依存して異なる形を取りうる。一般的に、それは、ターボ復号化様式でソフト・インフォメーション(soft information)を繰り返し復号化する構成復号器から成る。SCBC125は、所望のデータレート及び符号語長さに依存して複数の形態の中の1つで、パケットインターリーブデータを符号化する。SCBC125は、符号性能全体を改善するよう、GF(256)符号最適化ブロックインターリーバによって直列に連結されるようにカスケード接続されている1又はそれ以上の構成GF(256)符号から成る。これは、随意的に、所望の符号語長さを達成するよう、後にGF(256)パンクチャ(puncture)が続く。]
[0015] 具体的に、ガロアフィールドGF(pn)は有限数の要素pnを含む数学的な集合であり、p及びnの数は整数である。特定のガロアフィールドは、生成多項式g(x)を用いて定義される。ガロアフィールドの各要素は、nビットを有する一意のビットパターンによって表現されてよい。更に、次数pnの一意の多項式は、多項式の各係数が0からp−1の間である場合に、各要素と関連付けられてよい。更に、ガロアフィールドにおける数学演算は重要な特性を有する。ガロアフィールドGF(pn)の2つの要素の加算は、加算される2つの要素と関連付けられている多項式の係数のpを法とする和である係数を有する多項式と関連付けられる要素として定義される。同様に、2つの要素の乗算は、ガロアフィールドと関連付けられる生成多項式g(x)を法とする2つの要素と関連付けられる多項式の乗算として定義される。加算及び乗算の演算子は、ガロアフィールドのいずれかの2つの要素の和及び積がガロアフィールドの要素であるように、ガロアフィールド上で定義される。リードソロモン符号語の特性は、ガロアフィールドの要素を符号語の各バイトに乗ずることにより他の有効なリードソロモン符号語が生ずることである。更に、2つのリードソロモン符号語のバイトごとの加算は、他のリードソロモン符号語を生成する。レガシーA/53標準は、リードソロモンアルゴリズムでの使用のために256要素ガロアフィールドGF(28)及び関連する生成多項式g(x)を定義する。ガロアフィールドの特性は、また、エラーを決定するために符号語について一群の関連のあるもの(syndromes)を発生させる能力をもたらす。]
[0016] 例となる実施形態で、2つの符号語又はパケットは1/2バイト符号エンコーダによって生成され、もともと入力された符号語の複製と、元の符号語に冗長性を与える新たな符号語とを含む。2つの符号語は、また、系統的(systematic)データ及び非系統的(nonsystematic)データとも記載される。留意すべきは、系統的データ及び非系統的データを表す符号語は、より大きなデータ構造を形成するよう配置されてよい。好ましい実施形態で、符号語は、データパケットのラグド(ragged)データストリームを形成するよう体系化されてよい。ラグドデータストリームは、ストリーム部分Aにおけるデータパケットの複製である系統的パケットと、ストリーム部分A’でバイト符号エンコーダの処理によって生成される非系統的パケットとを含む。非系統的パケットは、また、ラグドデータストリームの他の系統的パケット及び非系統的パケットから得られるパケットを含む。更に、ラグドデータストリームにおけるパケットは、更に、系統的バイト及び非系統的バイトから成ってよい。かかる実施形態で、系統的バイトはコンテンツデータのバイトの複製であり、非系統的バイトは他の系統的バイト及び非系統的バイトから得られるバイトである。]
[0017] バイト符号エンコーダによって出力される冗長性の又は非系統的な符号語又はパケットは、ガロアフィールドGF(256)の要素bを入来する符号語又はパケットの各バイトに乗じた結果である。一実施形態で、MPEG送信源110が、バイトM(1)、M(2)、・・・、M(187)を含むメッセージMを生成する場合に(M(1)はメッセージの第1バイトであり、M(2)はメッセージの第2バイトである。以下同様。)、その後、バイト符号エンコーダ125は、以下:

A(i)=M(i) i=1,2,…,187 (1)
A’(i)=b*M(i) i=1,2,…,187 (2)

のような符号語Mから符号語A及びA’を生成する。]
[0018] 値bは、リードソロモン・エンコーダ155によって使用される同じガロアフィールドGF(256)の所定(非零)の要素である。具体例で、b要素の値は2である。当然、バイト符号エンコーダ及びリードソロモン・エンコーダの両方に同じガロアフィールドを用いることは、ガロアフィールドの特性に基づく2つのエンコーダの間の動作を可能にする。バイト符号エンコーダ125は、PIDを含むヘッダを形成するバイトを含めデータパケットのバイトの全てをエンコードして、ラグドデータストリームの1又はそれ以上の非系統的パケットを生成する。このようにして、各非系統的パケットのPIDはバイト符号エンコードを受け、受信装置が認識可能なPID値をもはや表さない。]
[0019] 当然、エンコーダ100によって表される送信器の実施形態によってエンコードされる如何なるパケットも、A/53標準に従うレガシー受信器で使用される復号器の実施形態によって復号化されてよい。レガシー受信器における復号器は、ラグドデータストリームのパケットをデータ復号器へ供給する。ラグドデータストリームは、バイト符号エンコーダによりエンコードされる非系統的パケットを含む。この非系統的パケットは、レガシー受信器における復号器によって正確に復号化されるが、レガシー受信器が認識することができないデータコンテンツをもたらす。しかし、かかるパケットは、プログラムマップテーブル(PMT(Program Map Table))で既存の又はレガシーなデータフォーマットと関連付けられていないPIDを有するので、レガシー受信器におけるコンテンツ復号器は、ラグドデータストリームのこれらの非系統的パケットを無視する。]
[0020] バイト符号エンコーダ125は、上記の式(2)を用いて各系統的パケットごとに非系統的パケットを生成し、両パケットを送信のためにレガシー8−VSBエンコーダに供給して、1/2の有効データレートを有して(すなわち、1バイトイン、2バイトアウト)符号化ストリームを生成する。上述されるように、バイト符号エンコーダ125は、他の有効なデータレートを生成するよう他のエンコードレートを用いることができる。幾つかの実施形態で、バイト符号エンコーダは、以下:

MAB(i)=MA(i)*b1+MB(i)*b2 i=1,2,…,187 (3)

で計算される2つの系統的パケット及び1つの非系統的パケットを含むレート2/3ラグドデータストリームを生成するよう、MPEG TSソース110から受信された2ソースパケットMA及びMBごとに1バイト符号化パケットを生成してよい。]
[0021] ここで、MA及びMBはデータ生成器102によって生成される連続する系統的パケットであり、b1及びb2はガロアフィールド(例えば、リードソロモン・エンコーダ155によって使用されるガロアフィールド)の所定の要素である。具体例で、b1及びb2要素の値は2である。幾つかの実施形態で、b1及びb2の値は同じでなくてもよい。バイト符号エンコーダ125は、更なるエンコーディング及び送信のために、レガシー8−VSBエンコーダ130へパケットMA、MB及びMABを供給する。]
[0022] バイト符号エンコーダ125は、冗長パケットを生成するために更なる入力データパケットを含ませることによってラグドデータストリーム(すなわち、より低いデータレートを有するもの)を生成するよう異なる符号化レートを用いてよい。バイト符号エンコーダ125の他の実施形態は、MPEG TSソース110からの4つの系統的パケットMA、MB、MC及びMDと、以下:

MAB(i)=MA(i)*b1+MB(i)*b2 i=1,2,…,187 (4)
MCD(i)=MC(i)*b3+MD(i)*b4 i=1,2,…,187 (5)
MAC(i)=MA(i)*b5+MC(i)*b6 i=1,2,…,187 (6)
MBD(i)=MB(i)*b7+MD(i)*b8 i=1,2,…,187 (7)
MABCD(i)=MAB(i)*b9+MCD(i)*b10 i=1,2,…,187 (8)

のように計算される5つの非系統的パケットとを用いることによって、レート4/9データストリームを生成する。]
[0023] 値b1、b2、・・・b10は、ガロアフィールドから選択される所定の要素である。具体例で、b1、b2、・・・b10の値は2である。加えて、式(8)に示されるように、パケットMABCDは、他の冗長パケット、具体的に、パケットMAB及びMCDのみから生成される冗長パケットである。当然、冗長パケットMABCDは、代替的に、冗長パケットMAC及びMBDの要素を用いて生成されてよい。MPEG送信源発生器110の幾つかの実施形態で、1又はそれ以上の非系統的パケットの除去は、パンクチャリング(puncturing)として知られる動作で実行されてよい。例えば、パンクチャレート4/8は、冗長パケットのみを用いたパケットのうち1つ(すなわち、この場合に、MABCD)を生成しないことによって生成され得る。これは、このパケットに含まれる固有データが最少量であることによる。如何なるパケット又は符号語も除去されてよい。しかし、最少量の固有データを含むパケット又は符号語の除去が最善である。符号パンクチャリングが使用されてよく、送信されるパケット又は符号語の数に対する一定の制限を満足するために送信パケットの数を変更する。]
[0024] 更に、バイト符号エンコーダ125は、また、以下:

MAB(i)=MA(i)*b1+MB(i)*b2 i=1,2,…,187 (9)
MCD(i)=MC(i)*b3+MD(i)*b4 i=1,2,…,187 (10)
MAC(i)=MA(i)*b5+MC(i)*b6 i=1,2,…,187 (11)
MBD(i)=MB(i)*b7+MD(i)*b8 i=1,2,…,187 (12)
MABCD(i)=MAB(i)*b9+MCD(i)*b10 i=1,2,…,187 (13)
MEF(i)=ME(i)*b11+MF(i)*b12 i=1,2,…,187 (14)
MGH(i)=MG(i)*b13+MH(i)*b14 i=1,2,…,187 (15)
MEG(i)=ME(i)*b15+MG(i)*b16 i=1,2,…,187 (16)
MFH(i)=MF(i)*b17+MH(i)*b18 i=1,2,…,187 (17)
MEFGH(i)=MEF(i)*b19+MGH(i)*b20 i=1,2,…,187 (18)
MAE(i)=MA(i)*b21+ME(i)*b22 i=1,2,…,187 (19)
MBF(i)=MB(i)*b23+MF(i)*b24 i=1,2,…,187 (20)
MCG(i)=MC(i)*b25+MG(i)*b26 i=1,2,…,187 (21)
MDH(i)=MD(i)*b27+MH(i)*b28 i=1,2,…,187 (22)
MACEG(i)=MAC(i)*b29+MEG(i)*b30 i=1,2,…,187 (23)
MBDFH(i)=MBD(i)*b31+MFH(i)*b32 i=1,2,…,187 (24)
MABEF(i)=MAB(i)*b33+MEF(i)*b34 i=1,2,…,187 (25)
MCDGH(i)=MCD(i)*b35+MGH(i)*b36 i=1,2,…,187 (26)
MABCDEFGH(i)=MABCD(i)*b37+MEFGH(i)*b38 i=1,2,…,187 (27)

のような19個の非系統的パケットを生成するよう8個のデータパケットMA、MB、・・・、MHを用いることによって、8/27のデータレートを有するラグドデータストリームを生成してよい。]
[0025] 更に、8/26のパンクチャ符号は、最少固有データ値パケットMABCDEFGH、又は冗長パケットのみから生成される他のパケットを生成しないことによって、バイト符号エンコーダ125によって生成されてよい。]
[0026] 上述されるように、バイト符号エンコーダは、用いられる符号語又はパケットの数と、単一の符号語処理を通じて形成される符号語又はパケットの数とに基づいて特定のエンコーディング符号レートを生成するよう構成されてよい。加えて、より複雑な符号レートは、ビルディングブロックとしての前述の符号レートエンコーダ又は構成符号レートエンコーダの特定の配置を用いて構成されてよい。更に、付加的な処理ブロックが、連結バイト符号エンコーダを形成するよう含まれてよい。例えば、連結バイト符号エンコーダは、生成されるデータストリームの耐久性(ruggedness)を改善するよう冗長性に加えて構成バイト符号エンコーダ間で付加的なインターリービング・ブロックを用いてよい。冗長な符号エンハンスド・スタガキャスティング(staggercasting)伝送方法の種々の実施形態について以下で記載する。]
[0027] エンコーディング後、データはパケット・デインターリーバ130へ結合される。パケット・デインターリーバ130は、列毎に順にパケットの元のグループについての結果として得られるSCBC符号語からバイトを取り、バイトを行毎に順に出力する。元のパケットは再構成され、新しいパケットはSCBC符号語のパリティバイトから生成される。各パケットは、生成される全てのSCBC符号語における共通GF(256)シンボル位置に対応する。各符号フレームで生成されるパケットの数はnSCBCであり、最初のkSCBC個のパケットは元のデータパケットであり、最後の(nSCBC−kSCBC)個のパケットはパリティパケットである。]
[0028] 次いで、データはMPEG TSヘッダ変更部135へ結合され、MPEGヘッダを変更される。MPEG TSヘッダ変更部は、エラー訂正スキームによって使用される符号レートを示すようMPEGトランスポートストリームヘッダのパケット識別子(PID)を変更してよい。符号レートは、使用されるデータバイトの総数に対するデータバイトの元の数の分数として表される。例えば、40パリティバイトで12データバイトを補う12/52レートモードでは、12バイトごとの各グループは1つのR=1/2エンコーダと、夫々が2つのR=2/3エンコーダ及び1つの27/26パンクチャを使用する2つのR=12/26エンコーダとを使用し、12/52レートモードをもたらす。R=27/26パンクチャは、27バイトのうち最後のバイトが落ちるように行われる。2データブロックが、12/52レートモード下で12個のMPEGTSパケットを送信するために使用される。12/26レートモードは、14パリティバイトで12データバイトを補い、12データバイトごとの各グループは2つのR=2/3エンコーダ及び1つのR=27/26パンクチャを使用し、12/26レートモードをもたらす。R=27/26パンクチャは、27バイトのうち最後のバイトが落ちるように行われるべきである。1データブロックが、12/26レートモード下で12個のMPEG TSパケットを送信するために使用される。17/26レートモードは、9パリティバイトで17データバイトを補い、17データバイトごとの各グループは、8パリティバイトで16データバイトを補うよう1つのR=2/3エンコーダを使用し、且つ、1パリティバイトで1データバイトを補うよう1つのR=1/2エンコーダを使用し、17/26レートモードをもたらす。1データブロックが、17/26レートモード下で17個のMPEG TSパケットを送信するために使用される。24/208レートモードは、184パリティバイトで24データバイトを補い、24データバイトごとの各グループは、24個のR=1/4エンコーダ及び8個の12/26エンコーダを使用し、24/208をもたらす。27/26パンクチャは、27バイトのうち最後のバイトが落ちるように行われるべきである。8データブロックが、24/208レートモード下で24個のMPEG TSパケットを送信するために使用される。]
[0029] 通常、MPEGプロトコルを利用する各々のパケットは、パケット識別部分又はPIDを含む。現在のシステムは、8000を超える可能な一意の識別要素を可能にし、目下、50のみが用いられている。通常、PIDは、パケットにおいてデータのタイプを識別するのに用いられる1又はそれ以上のバイトの情報である。目下、ビットのPID部分の多くは留保され使用されないままである。かかるPIDは、パケットに与えられる特定のエラー訂正符号レートを特定するために使用され得る。MPEGプロトコルに基づく特定の規則は、PIDがいずれかの受信システムによって適切に識別されることを確かにするために、保持されるべきである。3バイトヘッダ440は、モバイル/可搬性送信の部分としてパケットを特定する13ビットパケット識別子(PID)を含む。ATSC−M/HからのMPEGパケットのヘッダ440は、レガシーATSC A/53受信器によって認識されないパケット識別子(PID)を含むよう、パケット・デインターリーブ後に変更される。このようにして、レガシー受信器は、下位互換性を提供するよう、ATSC−M/H特有のデータを無視すべきである。]
[0030] 次いで、このデータは、プリアンブルパケット挿入部140へ結合される。そこで、連続したMPEGパケットから成るプリアンブルパケットは、プリアンブルブロックへと形成される。MPEGパケットは、PN発生器(図示せず。)から生成されるデータバイトを有する有効なMPEGヘッダとともに形成される。PN発生器から生成されるデータバイトの数は、使用される符号レートに従って変化し、例えば、184データバイトは12/52レートモードで生成され、全部で2208バイトのPNデータが得られる。実施例に従って、PN発生器は、9フィードバックタップを有する16ビットシフトレジスタである。シフトレジスタ出力のうち8個の出力が出力バイトとして選択される。ATSC M/Hパケットは、データブロックにおいてプリアンブルブロック間に配置される。あらゆるデータブロックは、同じ符号化又は26ATSC A/53エンコードパケットを有する26ATSC M/Hエンコードパケットを含む。プリアンブルパケットがプリアンブルパケット挿入部140で挿入されると、ATSC M/Hストリームが形成される。]
[0031] 次いで、ATSC−M/Hデータストリームは、データ無作為抽出部150と、リードソロモン・エンコーダ155と、バイト・インターリーバ160と、トレリス・エンコーダ165と、同期挿入部170と、パイロット挿入部175と、変調部180と有するレガシーATSC A/53パス145によって処理される。データ無作為抽出部150で、各バイト値は、疑似ランダム数発生の既知のパターンに従って変更される。この処理は、適切なデータ値を回復するために、受信器で無効にされる。セグメント及びフィールド同期を除いて、8−VSBビットストリームは完全にランダムな疑似雑音性を有することが望ましく、最大効率を有して割当チャネル空間を使用するために、送信信号の周波数応答が平坦な疑似雑音スペクトルを有することを可能にする。]
[0032] 次いで、データはリードソロモン・エンコーダ155へ結合される。そこで、リードソロモン(RS)符号化は、送信されるストリームへの追加のデータの付加を通じて、受信器で可能な付加的なエラー訂正を提供する。実施例で、VSB送信システムで使用されるRSコードはt=I0(207,187)コードである。RSデータブロックサイズは187バイトであり、エラー訂正のために20RSパリティバイトが付加されている。207バイトの全体のRSブロックサイズは、RS符号語ごとに送信される。シリアルビットストリームからのバイトの生成において、MSBは最初のシリアルビットであるべきであり、20個のRSパリティバイトはデータブロック又はRS符号語の終わりに送信される。]
[0033] 次いで、バイト・インターリーバ160は、リードソロモン・エンコーダ155の出力を処理する。インターリーブは、送信中に起こりうるバーストエラーを扱うための一般的な技術である。インターリーブを行わないと、バーストエラーはデータの一つの特定のセグメントに対して大きな影響を有し、それによって、そのセグメントを訂正不能にならしめる。なお、データが送信の前にインターリーブされる場合は、バーストエラーの影響は有効に多くのデータセグメントにわたって広がりうる。訂正され得ない1つの局部的なセグメントに導入される大きなエラーよりむしろ、夫々別々に前進エラー訂正、パリティビット、又は他のデータインテグリティスキームの訂正機能の範囲内にある多数のセグメントには、より小さなエラーが導入され得る。例えば、コモン(255,223)リードソロモンコードは、各符号語で最大16個のシンボルエラーの訂正を可能にする。リードソロモン符号化データが送信の前にインターリーブされる場合は、ロングエラーバーストはデインターリーブの後に多数の符号語にわたって広がる傾向が強く、訂正可能な16より多いシンボルエラーがいずれかの特定の符号語に存在する機会を減らす。]
[0034] VSB送信システムで用いられるインターリーバは、52データセグメント(インターセグメント)畳み込みバイト・インターリーバである。インターリーブは、データフィールドの約1/6の深さ(4msディープ)に与えられる。データバイトのみがインターリーブされる。インターリーバは、データフィールドの最初のデータバイトと同期する。セグメント内インターリーブがまた、トレリス符号処理のために行われる。]
[0035] 次いで、信号はトレリス・エンコーダ165に結合される。トレリス符号化は、前進エラー訂正の他の形態である。ブロックとして同時にMPEG−2パケット全体を扱うリードソロモン符号化とは違って、トレリス符号化は、時系列で見て発展するように、ビットの前進ストリームを追跡する発展的コード(evolving code)である。従って、リードソロモン符号化はブロック符号の一形態として知られ、一方、トレリス符号化は畳み込み符号である。]
[0036] ATSCトレリス符号化で、各8ビットバイトは4つの2ビット語のストリームに分けられる。トレリス符号化器で、到着する各2ビット語は、前の2ビット語の履歴と比較される。3ビット2進符号は、前の2ビット語から現在の2ビット語への遷移を表すよう数学的に生成される。かかる3ビット符号は、元の2ビット語に代わって、8−VSBの8レベルシンボル(3ビット=8つの結合又はレベル)として無線で送信される。トレリス符号化器に入る2ビットごとに、3ビットが出てくる。このため、8−VSBシステムにおけるトレリス符号化器は2/3レート符号化器と呼ばれる。トレリス符号とともに用いられるシグナリング波形は、8レベル(3ビット)1次元配列(constellation)である。送信される信号は8VSBと呼ばれる。4ステート・トレリスエンコーダが使用されるべきである。]
[0037] 実施例では、トレリス符号セグメント内インターリービングが使用される。これは、インターリーブされたデータシンボルに対して動作する12個の同一のトレリス・エンコーダ及び前置符号化器を用いる。符号インターリービングは、1グループとしてのシンボル(1,12,24,36,・・・)、第2グループとしてのシンボル(1,13,25,37,・・・)、第3グループとしてのシンボル(2,14,26,38,・・・)、その他全部で12グループについてエンコードすることによって達成される。]
[0038] データがトレリスエンコードをされると、それは同期挿入部170に結合される。同期挿入部170は、種々の同期信号(データセグメント同期(Data Segment Sync)及びデータフィールド同期(Data Field Sync))を挿入するマルチプレクサである。2レベル(2進)4シンボルデータセグメント同期は、各データセグメントの最初にある8レベルデジタルデータストリームに挿入される。MPEG同期バイトはデータセグメント同期によって置換される。ATSC送信標準を用いる実施例では、セグメント全体は、832シンボル(データセグメント同期に係る4シンボル並びに828のデータ及びパリティシンボル)から成るべきである。同じ同期パターンが77.3s間隔で定期的に発生し、このレートで繰り返す唯一の信号である。データとは違って、データセグメント同期にかかる4シンボルはリードソロモン又はトレリスエンコードをされず、それらはインターリーブもされない。ATSCセグメント同期は、データセグメントの前に加えられ且つ元のMPEG−2データパケットの欠落した最初のバイト(パケット同期バイト)を置換する繰り返しの4シンボル(1バイト)パルスである。8−VSB受信器における相関回路は、セグメント同期の反復性を目指し、完全にランダムなデータのバックグラウンドに対して容易に対照をなす。回復された同期信号は、受信器クロックを生成し且つデータを回復するために用いられる。]
[0039] セグメント同期は、それらの反復性及び延長された存続期間のために、受信器によって容易に回復可能である。正確なクロック回復は、正確なデータ回復が不可能であるところの雑音及び干渉レベルを優に上回るそれらのレベルで得られ、チャネル変化の間の速やかなデータ回復及び他の過渡条件を可能にする。]
[0040] 同期挿入後、信号はパイロット挿入へ結合される。パイロット挿入では、小さなDCシフトが8−VSBベースバンドに適用され、小さな残留搬送波が、結果として得られる変調スペクトルの零周波数点に現れるようにする。このATSCパイロット信号は、8−VSB受信器におけるRFPLL回路に、送信されるデータとは無関係である固定追尾信号(signal to lock onto)を与える。パイロットの周波数は抑圧搬送波周波数と同じである。これは、デジタルベースバンド及び同期信号(+1.+2,+5,+7)の全てのシンボル(データ及び同期)に加えられる小さな(デジタル)DCレベル(1.25)によって生成されてよい。パイロットの電力は、通常、平均データ信号電力を下回って11.3dBである。]
[0041] パイロット信号が挿入された後、データは変調器180に結合される。変調器は、中間周波数(IF)搬送波で8VSBベースバンド信号を振幅変調する。従来の振幅変調によれば、搬送波周波数に関してダブルサイドバンドRFスペクトルが生成され、各RFサイドバンドは他方の鏡像である。これは冗長情報に相当し、1つのサイドバンドは何らのネット情報損失も伴うことなく捨てられる。8VSB変調では、VSB変調器は(パイロット及び同期を付加された)10.76Mシンボル/sの8レベルトレリスエンコード・コンポジットデータ信号を受信する。図12に示されるように、ATVシステム性能は、連結された送信器及び受信器での線形位相によるコサイン・ナイキストフィルタ応答に基づく。システムのフィルタ応答は、本質的に、バンドの各々の終わりにある遷移領域を除いて、バンド全体にわたって平坦である。名目上、送信器でのロールオフ(roll-off)は、線形位相ルートによるコサインフィルタの応答を有すべきである。] 図12
[0042] 送信システムは、バーストモード送信でのモバイル携帯装置に係る動作を有する。バーストモードで動作する幾つかの重要な利点は、上記の全体を通して記載され、依然として下位互換性を保ちながら新しいクラスの装置によって受け入れられる能力を有する。かかる新しいクラスの装置は、既存のブロードキャスト標準で見受けられるより低いレベルの映像解像度しか必要とせず、従って、より高い符号化及び圧縮並びにより高い雑音レベルの存在下で動作することを伴う他の特性をも可能にする。バーストモードタイプの動作に係る更なる利点は、信号が装置に向けられ又は受信されるべき場合にのみ装置の使用に焦点を当てることによって、潜在的な装置電力節約に焦点を合わせられる。]
[0043] 記載されるようなバーストモード動作は、信号の高データ送信がレガシーシステム及び受信器の全性能を保つためには必要とされない時間期間を利用する。バーストモード動作は、所謂新しい情報処理レートに基づく信号処理に基づいてよく、現在のブロードキャスト信号特性に依存して変化してよい。]
[0044] レガシーシステムとの下位互換性は、新しいプログラム識別子について情報を導入することによってデータパックレベルでのバーストモード動作に焦点を合わせることで保持される。新しいプログラム識別子は、新しいクラスの機器が、既存の機器の動作に影響を及ぼすことなく、データを認識することを可能にする。更なるレガシーサポートは、特定のバーストモードプロファイルの間にレガシー信号送信動作を保つためにオーバーレイ構造を有することによって存在する。]
[0045] 系統的データ及び非系統的データの完全な冗長性並びに完全に分離可能な符号語のいずれかから回復される信号の能力を利用すると、周波数又は空間ダイバーシティ及び時間ダイバーシティの付加は、モバイル装置による受信の可能性を高めることができる。これは、図7に係る議論で更に検討される。] 図7
[0046] 図2を参照すると、本開示の例となるモバイル/可搬性データストリーム200の一部の実施形態のブロック図が示されている。26個のATSC M/H符号化パケットは1データブロックにグループ化される。レガシーATSC送信では、通常、全てのデータブロックは同じ符号化を有する。しかし、これは物理的には必要とされない。プリアンブルブロックは2ブロック長であり、52個のATSC M/H符号化パケットを有する。プリアンブルブロックに続く本当に最初のMPEGパケットは、システム情報を含む制御パケットである。ランダム化及び前進エラー訂正処理に続いて、データパケットは送信のためにデータフレームへとフォーマット化され、データセグメント同期及びデータフィールド同期が付加される。] 図2
[0047] ATSC−M/Hデータストリーム200は、選択されるデータレートモードに適した所定数のデータブロック230が後に続くプリアンブルブロック210を有するバーストから成る。実施例に従って、各データブロック230は26個のMPEGパケットから成る。各データフレームは2データフィールドから成り、夫々が313データセグメントを含む。各データフィールドの第1データセグメントは、一意の同期信号(データフィールド同期)であり、受信器においてイコライザによって用いられるトレーニングシーケンス(training sequence)を含む。残りの312データセグメントは夫々、1つの188バイト・トランスポートパケット及びその関連するFECオーバーヘッドからのデータに相当するものを搬送する。各データセグメントにおける実際のデータは、データインターリービングのために、幾つかのトランスポートパケットに由来する。各データセグメントは832個のシンボルから成る。最初の4シンボルは2進形式で送信され、セグメント同期を提供する。このデータセグメント同期信号は、また、188バイトMPEG互換トランスポートパケットの同期バイトを表す。各データセグメントの残り828個のシンボルは、残り187バイトのトランスポートパケット及びその関連するFECオーバーヘッドに相当するデータを搬送する。かかる828個のシンボルは8レベル信号として送信され、従って、1シンボルごとに3ビットを搬送する。このようにして、828×3=2484ビットのデータが各データセグメントにおいて搬送され、これは、保護されたトランスポートパケットを送信するべき要件である。]
[0048] ATSC M/Hデータストリームは一連のブロックから成り、各ブロックは、レガシーVSB A/53システム又はATSC M/Hシステムのいずれか一方の26パケットから成る。ATSC M/Hデータストリームはブロックのバーストから成り、各バーストは、後にNb(システム可変なパラメータであり、送信されるATSC M/Hデータレート全体の関数である。)個のデータブロックが続くプリアンブルブロックを有する。各データブロックは、確定したATSC M/Hレートモードの1つでエンコードされる。このレートモードは全体のデータブロックに適用される。ブロックの各バーストごとに、データブロックは、そのブロックのバーストで最も高い符号化FECレート(すなわち、最も小さい分数)が最も速く伝えられ、最も低い符号化FECレート(すなわち、最も大きい分数)が最も遅く伝えられて、これにより、プリアンブルブロックを発端とする続くデータブロックが現在のデータブロックと同じか又はそれより低いロバスト性を有するように、伝えられる。26パケットのATSC A/53 8VSB符号化レガシーデータブロックは、レガシーオーバーレイ動作のために1又はそれ以上のブロックに配置されてよい。]
[0049] ここで図3を参照すると、本発明に従うデータフレーム300が示されている。示されるデータフレーム300は、各データフレームが313個のデータフィールドを夫々有する2データフィールドから成るように、送信のために体系化されている。各データフィールドの第1データセグメントは一意の同期信号(データフィールド同期)であり、受信器においてイコライザによって使用されるトレーニングシーケンスを含む。残り312個のデータセグメントは夫々、1つの188バイト・トランスポートパケット及びその関連するFECオーバーヘッドからのデータに相当するものを搬送する。各データセグメントにおける実際のデータは、データインターリービングのために、幾つかのトランスポートパケットに由来する。各データセグメントは832個のシンボルから成る。最初の4シンボルは2進形式で送信され、セグメント同期を提供する。このデータセグメント同期は、また、188バイトMPEG互換トランスポートパケットの同期バイトを表す。各データセグメントの残り828個のシンボルは、残り187バイトのトランスポートパケット及びその関連するFECオーバーヘッドに相当するデータを搬送する。かかる828個のシンボルは8レベル信号として送信され、従って、1シンボル毎に3ビットを搬送する。このようにして、828×3=2484ビットのデータが各データセグメントで搬送され、これは、保護されるトランスポートパケットを送信すべき要件にまさに対応する。] 図3
[0050] 187データバイト+20RSパリティバイト=207バイト、
207バイト×8ビット/バイト=1656ビット、
2/3レート・トレリス符号化は3/2×1656ビット=2484ビットを必要とする。]
[0051] 厳密なシンボルレートは、以下の式1によって与えられる:
(1)Sr(MHz)=4.5/286×684=10.76…MHz。]
[0052] データセグメントの周波数は、以下の式2によって与えられる:
(2)fseg=Sr/832=12.94…×103データセグメント/s。]
[0053] データフレームレートは、以下の式3によって与えられる:
(3)fframe=fseg/626=20.66…フレーム/s。]
[0054] シンボルレートSr及びトランスポートレートTrは、周波数においてお互いに固定されるべきである。]
[0055] 2進データセグメント同期及びデータフィールド同期信号と組み合わされる8レベルシンボルは、単一の搬送波を抑圧搬送波変調するために使用される。なお、送信のために、低い方のサイドバンドの大部分は除去されるべきである。結果として得られるスペクトルは、公称の平方根によるコサイン応答が620kHz遷移領域をもたらすバンド端を除いて、平坦である。低い方のバンドエッジから310kHzの抑圧搬送波周波数で、小さなパイロットが、上述されたように、信号に付加される。]
[0056] ここで図4を参照すると、本開示のモバイル/可搬性受信のための地上ブロードキャスト受信器400の実施形態が示されている。受信器400は、信号受信要素410、第1のチューナ420、第2のチューナ425、第1の前置イコライザ復調器430、第2の前置イコライザ復調器435、イコライザコントローラ440、イコライザ450、後置イコライザ補正プロセッサ460、トランスポート復号器470及びチューナコントローラ480を有する。] 図4
[0057] 信号受信要素410は、例えば地上ブロードキャストシステム及び/又は他のタイプの信号ブロードキャストシステム等の1又はそれ以上の信号源からオーディオ、ビデオ、及び/又はデータ信号(例えば、テレビジョン信号等)を含む信号を受信するよう動作する。実施例に従って、信号受信要素410は、例えば対数周期(log periodic)アンテナ等のアンテナとして具現されるが、如何なるタイプの信号受信要素として具現されてもよい。この実施例のアンテナ410は、ATSC M/H地上送信されるオーディオ、ビデオ、及びデータ信号を周波数バンド幅にわたって受信するよう動作する。一般に、ATSC信号は、チャネルごとに約6MHzのバンド幅を有して、54から870MHzの周波数範囲にわたって送信される。サブチャネルは時分割されてよい。信号は、例えば同軸ケーブル又は印刷回路基板トレース等の伝送線路を介して、アンテナから結合される。]
[0058] 第1のチューナ420及び第2のチューナ425は、チューナコントローラ480からの制御信号に応答して信号チューニング機能を行うよう動作する。実施例に従って、各チューナ420、425は、1又は複数のアンテナ410から異なる時間又は周波数ダイバースRF信号を受信し、そのRF信号にフィルタをかけて周波数ダウンコンバージョン(すなわち、単一又は複数段のダウンコンバージョン)を行うことによって信号チューニング機能を実行し、それによって中間周波数(IF)信号を生成する。RF信号及びIF信号はオーディオ、ビデオ及びデータコンテンツ(例えば、テレビジョン信号等)を含んでよく、アナログ信号標準(例えば、NTSC、PAL、SECAM等)及び/又はデジタル信号標準(例えば、ATSC、QAM、QPSK等)に従ってよい。各チューナ420、425は、受信したATSC M/H信号を搬送波周波数から中間周波数へと変換するよう動作する。例えば、チューナは、アンテナ410で受信される57MHz信号を43MHzのIF信号に変換してよい。前置イコライザ復調器430は、チューナ420からのIF信号をベースバンドデジタルストリームへと復調するよう動作する。復調器435は、チューナ425からのIF信号を復調するよう動作する。次いで、ベースバンドデジタルストリームはイコライザに結合される。]
[0059] チューナコントローラ480は、チューニングされたチャネル又は所望のチューニングされるチャネルの信号レベル及び周波数に応答してトランスポート復号器470から命令を受信するよう動作する。チューナコントローラ480は、これらの受信した命令に応答して制御信号を生成し、チューナ420及び425の動作を制御する。]
[0060] イコライザコントローラ440は、復号器470から受信される復号化された信号に応答して誤差項を生成するよう動作する。これは、データ指向のイコライザに係る能力を提供する。イコライザコントローラ440は、受信データと復号化データとの間の誤差を推定し、誤差項を生成する。誤差項は、最小限とされるようイコライザ450に供給される。]
[0061] イコライザ450は、前置イコライザ復調器430及び435からチューニングされ且つ復調されたMPEGストリームを受信して、イコライザ係数を計算するよう動作する。イコライザ係数は、誤差のない信号を生成するようイコライザ内の平衡フィルタに適用される。イコライザ450は、例えば減衰及びシンボル間干渉等の送信エラーを補償するよう動作する。イコライザは、シンボル間干渉を相殺するよう動作するロールオフ・フィルタリングを行う整合フィルタを有する。イコライザのトレーニング期間の間、前に選択されたトレーニング信号はチャネルを介して送信され、この信号を適切に遅延させて生成される信号、すなわち、受信器に事前に格納されている信号が基準信号として用いられる。通常、トレーニング信号は、イコライザがチャネル歪みを補償することを可能にするほど十分に長い疑似雑音シーケンスである。本発明の実施例に従うイコライザは、複数の疑似雑音シーケンスを記憶するよう動作する。各々の疑似乱数シーケンスは符号レートに対応する。イコライザ450が疑似乱数シーケンス・トレーニング信号を受信する場合に、イコライザは、受信したシーケンスの一部を複数の記憶されているシーケンスと比較する。一致する場合に、受信されたシーケンスに関連する符号レートは、トレーニングシーケンス後に受信されるデータを復号化するよう復号器によって使用される。]
[0062] 後置イコライザ補正プロセッサ460及びトランスポート復号器470は、エラー訂正を行うとともに、MPEGデータストリームを復号化するよう動作する。これらの要素は、図5及び図6に詳細に図示及び記載をされている。] 図5 図6
[0063] 受信器は、異なる周波数及び異なる時間を受け入れるようチューナを時間共有することによって、単一のチューナ及び復調器とともに動作するよう構成されてよい。代わりに、チューナは、2つの信号を同時に受信するほど十分に幅広いバンド幅を有して構成されてよく、これにより、両信号は異なるIF周波数へとチューニングされてよく、これらのIF周波数の夫々は、復調器によって、同時に処理され、又は時分割で処理され得る。時間又は周波数のいずれかのダイバーシティを用いる単一チューナでは、パケット結合はイコライザでは行われず、代わりに、イコライザが送信される信号に追随しなければならないように符号化器で行われる。これは、正確にパケットを、正確に第1パケットを、正確に第2パケットを、又は正確にバイト復号器後の結合を受け取る3つの可能性を与える。符号化が単一パケットの受信とは対照的にパケットを結合するよう用いられている場合に、それは、実質的に誤差のない信号を受信するのに必要とされる信号対雑音比の最小量を減らす。例えば、1/2符号レートで、最小閾値は、符号化を伴わない単一パケットについての15dBから、符号化を伴う2つのパケットについての7dB及び符号化を伴う4つのパケットについての3.5dBへと低減される。]
[0064] ここで図5を参照すると、受信器システムで使用される復号器500の実施形態のブロック図が示されている。復号器500は、受信器によって受信されるデータを復号化するのを助けるよう、例えば上述されたようなデータストリーム内の非系統的パケット等の冗長パケットを用いるよう適合される回路を有する。復号器500はまた、一般的に、レガシー又は既存のA53標準を用いてエンコードされたデータを復号化することができる。] 図5
[0065] 復号器500で、他の回路(図4)による最初のチューニング、復調及び処理の後、トレリス復号器502は入来信号を受信する。トレリス復号器502は、畳み込みデインターリーバ504に接続されている。畳み込みデインターリーバ504の出力は、バイト符号復号器506に接続されている。バイト符号復号器506は、リードソロモン復号器508に接続された出力を有する。リードソロモン復号器508の出力は、デランダマイザ510に接続されている。デランダマイザ510の出力は、データ復号器512に接続されている。データ復号器512は、例えば映像表示又は音声再生等、受信器システムの残りの部分での使用のための出力信号を提供する。] 図4
[0066] 既存の又はレガシーA53標準に従って、トレリス復号器502は、信号デマルチプレクサ、12個の2/3レート・トレリス復号器、及び信号マルチプレクサを有する。デマルチプレクサは、12個の2/3レート・トレリス復号器の間でデジタルサンプルを分配し、マルチプレクサは、12個の2/3レート・トレリス復号器の夫々によって生成される推定値を多重化する。例えば畳み込みインターリーバ等のデインターリーバ504は、トレリスエンコードをされたビット推定値のストリームをデインターリーブし、207バイトを有するよう配置されたシーケンス又はパケットを生成する。パケット配置は、同期信号の位置の決定及び識別とともに行われる(図示せず。)。リードソロモン・エラー訂正回路508は、1又はそれ以上の符号語としてデインターリーバ504によって生成される207バイトの各シーケンスを考え、符号語又はパケットに含まれるいずれかのバイトが送信の間にエラーに起因して破損されたかどうかを決定する。決定は、しばしば、符号語についてのシンドローム又はエラーパターンの組を計算し評価することによって行われる。破損が検出される場合には、リードソロモン・エラー訂正回路508は、パリティバイトでエンコードされている情報を用いて、破損したバイトを回復するよう試みる。次いで、得られたエラー訂正後のデータストリームは、デランダマイザ510によって非ランダム化され、後に、データ復号器512へ提供される。データ復号器512は、送信されるコンテンツのタイプに従ってデータストリームを復号化する。通常、トレリス復号器502、デインターリーバ504、リードソロモン復号器508、及びデランダマイザ510の組合せは、受信器内で8−VSB復号器として認識される。留意すべきは、一般に、レガシーA53標準に準拠する信号を受信する典型的な受信器は、送信処理の逆の順序で受信処理を行う。]
[0067] 受信データは、データパケットにおいてデータのバイトの形をとり、トレリス復号器502によって復号化されて、デインターリーバ504によってデインターリーブされる。データパケットは207バイトのデータを含んでよく、更に、複数のグループ又は24、26若しくは52パケットにグループ化されてよい。トレリス復号器502及びデインターリーバ504は、入来するレガシーフォーマットデータ及びバイト符号エンコードデータを処理することができる。受信器によっても知られている所定のパケット送信シーケンスに基づいて、バイト符号復号器506は、パケットがバイト符号エンコードされた又はロバストのデータストリームに含まれるパケットであるかどうかを決定する。受信パケットがバイト符号エンコードデータストリームからでない場合は、受信パケットは、バイト符号復号器506での更なる処理を何ら伴うことなく、リードソロモン復号器508に提供される。バイト符号復号器506は、また、エンコードの間にデータストリームに付加され又はそれによって多重化された既知の一連の定数を除くデランダマイザを有してよい。留意すべきは、ラグドデータストリームは、元のデータ並びに冗長データを含む非系統的パケット及びバイトと同一である系統的パケット及びバイトの両方を含む。]
[0068] バイト符号復号器506によって、受信パケットがロバスト又はラグドデータストリームに属するバイト符号エンコードパケットであると判断される場合に、パケットは、同じデータストリームを含む他のパケットとともに復号化されてよい。一実施形態で、同じデータストリームのバイト符号エンコードパケットは、バイト符号化パケットを生成するために使用された要素の値の逆数によってパケット内の各バイトを多重化することによって復号化される。非系統的パケットのバイトの復号値は系統的パケットのバイトの値と比較され、同じでない2つのパケットにおける如何なるバイトの値も、系統的パケットで消去されても(すなわち、ゼロに設定されても)、又は非系統的パケットにおける情報によって置換されてもよい。エラーバイトを消去された系統的パケットは、その後、リードソロモン復号器508で行われるリードソロモン復号化を用いて復号化されてよい。更に、バイト符号復号器の実施形態に係る更なる記載は、以下で論じられる。]
[0069] バイト符号復号器506は、また、図1に示されるようにエンコードされた信号を復号化するためのブロック符号化器として動作するよう構成されてよい。例えば、バイト符号復号器506は、パケット・インターリーバ120と同じパケット・インターリーバと、パケット・デインターリーバ130と同じパケット・デインターリーバとを有してよい。更に、バイト符号エンコーダ機能は、GF(256)シリアル連結ブロック符号化(SCBC)信号を復号化するよう適合されてよい。バイト符号復号器506は、更に、先験的なトレーニングパケットのモバイル若しくはATSC M/H受信及び/又は識別のためにエンコードされるデータを識別するために用いられる識別子ブロックを有してよい。更に、識別子ブロックは、例えば、入来するパケットにおけるヘッダがモバイル受信に用いられるPIDを含むかどうかを決定するようパケット識別子ブロックを有してよい。] 図1
[0070] 留意すべきは、好ましいエンコーダで、バイト符号エンコーディングはデータパケットのリードソロモン・エンコーディングに先んじる。なお、ここで示される復号器500では、入来データは、リードソロモン復号化をされる前に、バイト符号復号化をされる。バイト符号動作及びリードソロモン符号動作は両方ともA53標準で使用されるガロアフィールド(256)にわたって線形であり、且つ、線形演算子はガロアフィールドにおいて可換であることから、並べ替えが可能である。反復復号化アルゴリズムを有することを現実的なものとするソフト復号化アルゴリズムが存在することから、リードソロモンの前に最初にブロック復号化を行うことが有利である。並べ替えの重要度は、バイト符号エンコーディングがソフト復号化アルゴリズムを提供し、次いで、受信信号でエラーを回復するためにより高い信頼性を有する反復復号化又はターボ復号化を可能にすることから、重要である。結果として、リードソロモン復号化より前にバイト符号復号化を行うことにより、ビットエラーレート及び信号対雑音比に関して測定される受信器性能が改善される。]
[0071] ここで図6を参照すると、受信器で使用される復号器600の他の実施形態のブロック図が示されている。復号器600は、無線による例えば電磁波等の伝送媒体を介する信号の伝送によって悪影響を及ぼされた信号を受信して復号化するための付加的な回路及び処理を有する。復号器600は、ラグドデータストリーム及びレガシーデータストリームの両方を復号化することができる。] 図6
[0072] 復号器600で、入来信号は、最初の処理の後に、イコライザ606に提供される。イコライザ606はトレリス復号器610に接続されている。トレリス復号器610は2つの出力を提供する。トレリス復号器610からの第1出力はフィードバックを提供し、イコライザ606へフィードバック入力として帰還接続されている。トレリス復号器からの第2出力は、畳み込みデインターリーバ614に接続されている。畳み込みデインターリーバ614は、バイト符号復号器616に接続されている。バイト符号復号器616も2つの出力を提供する。バイト符号復号器616からの第1出力は、畳み込みインターリーバ618を介してトレリス復号器610へフィードバック入力として帰還接続されている。バイト符号復号器616からの第2出力は、リードソロモン復号器620に接続されている。リードソロモン復号器620の出力は、デランダマイザ624に接続されている。デランダマイザ624の出力は、データ復号器626に接続されている。リードソロモン復号器620、デランダマイザ624、及びデータ復号器626は、図5に記載されているリードソロモン復号器、デランダマイザ、及びデータ復号器の各ブロックと同じように接続されており且つ機能上動作する。従って、ここではこれ以上の説明は行わない。] 図5
[0073] 受信器(図示せず。)のフロントエンド処理(例えば、アンテナ、チューナ、復調器、A/Dコンバータ)からの入力信号は、イコライザ606に与えられる。イコライザ606は、受信信号を回復しようとして完全に又は部分的に伝送チャネル効果を除去するように受信信号を処理する。様々な除去又は等化方法が当業者にはよく知られていることから、ここでは論じられない。イコライザ606フィードフォワード・イコライザ(FFE)セクション及び決定フィードバックバック・イコライザ(DFE)セクションを含む処理回路の多数のセクションを有してよい。]
[0074] 一様にされた信号はトレリス復号器610に供給される。トレリス復号器610は、1つの出力として、イコライザ606のDFEセクションに与えられる決定値の組を生成する。トレリス復号器610は、また、イコライザ606のDFEセクションに更に与えられる中間決定値を生成してもよい。DFEセクションは、イコライザ606でフィルタタップの値を調整するために、トレリス復号器610からの中間決定値とともに決定値を用いる。調整されたフィルタタップ値は、受信信号に存在する干渉及び信号反射を相殺する。反復処理は、イコライザ606が、トレリス復号器610からのフィードバックを用いて、時間にわたって潜在的な変化する信号伝送環境条件に動的に適応することを可能にする。留意すべきは、反復処理は、例えばデジタルテレビジョンブロードキャスト信号に係る19Mb/s等の信号の入来データレートと同じレートで起こってよい。反復処理は、また、入来データレートより高いレートで起こってもよい。]
[0075] トレリス復号器610は、また、トレリス復号化データストリームを畳み込みデインターリーバ614に供給する。畳み込みデインターリーバ614は、図5に記載されるデインターリーバと同じように動作して、データパケット内で編成されたデインターリーブドバイトを生成する。データパケットは、バイト符号復号器616に与えられる。上述されるように、ラグドデータストリームの一部でないパケットは、単純に、バイト符号復号器616を通ってリードソロモン復号器620へ送られる。バイト符号復号器616がラグドデータストリームの部分としてパケットのグループを識別する場合には、バイト符号復号器616は、上述されるように最初にパケットにおいてバイトを復号化するよう非系統的パケットにおける冗長情報を用いる。] 図5
[0076] バイト符号復号器616及びトレリス復号器610は、ターボ復号器と呼ばれる反復様式で動作して、ラグドデータストリームを復号化する。具体的に、トレリス復号器610は、畳み込みデインターリーバ614によるデインターリービングの後、ラグドデータストリームに含まれるパケットの各バイトについてバイト符号復号器616に第1のソフト決定ベクトルを供給する。通常、トレリス復号器610は、確率値のベクトルとしてソフト決定を生成する。幾つかの実施形態で、ベクトルにおける各々の確率値は、ベクトルと関連付けられるバイトが有しうる値と関連付けられる。他の実施形態で、確率値のベクトルは、2/3レート・トレリス復号器が2ビットシンボルを推定することから、系統的パケットに含まれる半ニブル(すなわち、2ビット)ごとに生成される。幾つかの実施形態で、トレリス復号器610は、バイトの4つの半ニブルに関連付けられる4つのソフト決定を結合して、バイトが有しうる値の確率のベクトルである1つのソフト決定を生成する。かかる実施形態で、バイトに対応するソフト決定は、バイト符号復号器616に供給される。他の実施形態で、バイト符号復号器は、系統的パケットのバイトに関するソフト決定を4つのソフト決定ベクトルに分け、このとき、4つのソフト決定の夫々はバイトの半ニブルと関連付けられる。]
[0077] バイト符号復号器616は、パケットを有するバイトの第1推定を生成するよう、ラグドデータストリームのパケットを含むバイトと関連付けられるソフト決定ベクトルを用いる。バイト符号復号器616は、系統的パケット及び非系統的パケットの両方を用いて、ラグドストリームを含むパケットの各バイトごとに第2ソフト決定ベクトルを生成し、その第2ソフト決定ベクトルを、畳み込みデインターリーバ614による再インターリービングの後に、トレリス復号器610に供給する。その後、トレリス復号器610は、第2ソフト決定ベクトルを用いて、第1決定ベクトルの更なる反復を生成する。これは、バイト符号復号器616に与えられる。トレリス復号器610及びバイト符号復号器616は、このようにして、トレリス復号器及びバイト符号復号器によって生成されるソフト決定ベクトルが集まり、又は所定数の反復が行われるまで、繰り返す。その後、バイト符号復号器616は、系統的パケットの各バイトごとのソフト決定ベクトルにおける確率値を用いて、系統的パケットの各バイトごとにハード決定を生成する。ハード決定値(すなわち、復号化されたバイト)は、バイト符号復号器616からリードソロモン復号器620へ出力される。トレリス復号器610は、MAP(Maximum a Posteriori)復号器を用いて実施されてよく、バイト又は半ニブル(シンボル)ソフト決定のいずれかで動作してよい。]
[0078] 留意すべきは、通常、ターボ復号化は、入来データレートより高い、ブロック間の通過決定データに関する反復レートを利用する。可能な反復の数は、データレート及び反復レートの比に限定される。結果として、実用的な範囲内で、ターボ復号器での反復レートがより高くなれば、一般に、エラー訂正結果は改善される。一実施形態で、入来データレートの8倍である反復レートが使用されてよい。]
[0079] 図6に記載されるようなソフト入力ソフト出力バイト符号復号器は、ベクトル復号化機能を有してよい。ベクトル復号化は、系統的バイト及び非系統的バイトを含むデータのバイトをグループ化することを伴う。例えば、レート1/2バイト符号エンコードストリームについては、1つの系統的バイト及び1つの非系統的バイトがグループ化されうる。2バイトは64,000超の可能な値を有する。ベクトル復号器は、2バイトの可能な値の夫々について確率を決定又は推定し、確率マップを生成する。ソフト決定は、確率の一部又は全ての確率及び可能な符号語までのユークリッド距離を重み付けすることに基づいて生成される。ハード決定は、ユークリッド距離の誤差が閾値を下回る場合に生成されてよい。] 図6
[0080] 図5及び図6に記載されるバイト符号復号器は、単純なバイト符号エンコーダ又は連結されているバイト符号エンコーダによるエンコーディングを含め、先に記載されたバイト符号エンコーダによってエンコードされているラグドデータストリームを復号化してよい。図5及び図6におけるバイト符号復号器は、単一のエンコーディング段階しか伴わない単純な又は構成するバイト符号エンコーダによってエンコードされたラグドデータストリームを復号化することについて表す。連結されたバイト符号復号化は、例えばデインターリービング、デパンクチュアリング(de-puncturing)及び再挿入等の中間処理に加えて、1より多い復号化段階で入来する符号語又はバイトを復号化することを含む。] 図5 図6
[0081] 図7を参照すると、本発明に従う例となるブロードキャスト環境700が示されている。第1の送信器710、第2の送信器720及びモバイル受信器730が示されている。第1の送信器710はモバイル受信器730から距離d1で配置され、第2の送信器720はモバイル受信器730から距離d2で配置されている。] 図7
[0082] 分離可能な冗長的符号語を利用すると、第1符号語は第1の送信器710から送信され得、第2符号語は第2の送信器720から送信され得る。これは、伝播パス及び角度を変更することによって全体の信号損失の発生を減らす。かかる変更は、完全に破壊的なマルチパス又は全体の信号ヌル(nulls)の確率を減らす。信号受信は、更に、異なる周波数で及び/又は異なる時間で各符号語を送信することによって改善され得る。]
[0083] 空間及び周波数ダイバーシティの当該実施形態は、現在の受信器に係るイコライザ複雑性を増すことなく、サービスエリアにおいて既存のブロードキャストチャネル間の内在する“ホワイトスペース(white space)”を利用してよい。このような提案される実施形態は、また、特に、高度なブロードキャスト伝送システムについて目下考えられているバーストモード伝送に適するが、これに限られない。バーストモード伝送では、受信器における単一のチューナが、やはり、複数の周波数で非同時のコンテンツを受信することによって完全な伝送を受信することができる。完全な受信は、メイン送信器及び二次的な送信器を含む1より多いソースから供給される2又はそれ以上のバーストのうち1つのみを受信することによって達成され得る。信号同期は、既にSFNに使用されている技術を含む多数の既知の技術を通じて保たれ得る。]
[0084] 図8を参照すると、本発明に従う送信器800の一部の実施例が示されている。以下、図は、信号伝送システムの物理層における符号エンハンスド・ディープインターリーブ・スタガキャスティング構造(code enhanced deeply interleaved staggercasting structure)の特定の実施に係る配置を表す。受信器における実施は、エンコーディング及び変調とは対照的に復号化及び復調のために再配置された同様の構造をもたらす。動作において、処理は、冗長な又はスタガキャストな動作のための情報の識別及び生成を伴う。このコンテンツは、チャネル出力805を介して受け取られる。次に、コンテンツは、標準の符号化バーストモード信号を名目上生成するのに適した2又はそれ以上の並列符号化ブランチを含む符号化器に与えられる。次に、各符号化ブランチは、その供給された信号の部分を処理する。次に、1つのブランチは、所定量だけ遅延RAM815によって遅延される。遅延量は、例えばフィールド同期信号等の信号の多数のサイクルを表し、更に、将来の又は後のバースト伝送時間の等価な時間表示へと遅延しうる。各ブランチでの各信号は、それらの各々の入力段810、820でエンコードされる。入力段は、レガシー・デインターレース及びパケット・デインターレースを有してよい。時間ダイバーシティ信号について、下層の符号化ブランチ信号は、以前に処理されたデータコンテンツの一部と、送信器の残りの部分へ供給される結合とを含む以前に符号化され且つ遅延されたブランチ信号と結合される(825)。結合されたデータは、次いで、ブロック復号化され(830)、異なる出力段へと分離される(840)。各出力段845、850は、レガシー・インターリーブ及びレガシー・エンコーディングを組み合わせてよい。受信器に係る処理は、実質上同じであり、そもそも送信器に係る処理から反転されてよい。] 図8
[0085] 空間又は周波数ダイバーシティ伝送に関して、コンテンツは、遅延RAM815の前又は後でチャネル入力から結合され、任意に他のRAM855と結合される。次いで、コンテンツは、図1に関して示される動作を伴う送信のために、更なるチャネルに結合されてよい。空間及び周波数ダイバース送信器の1つの利点は、共同送信(cooperative transmission)を用いることである。この例で、2つのテレビジョン放送局、又は2つの送信器若しくは周波数を有する1つの放送局は、1つの送信器での第1ブロードキャストパケット及び共同ブロードキャスト冗長パケットを送信することができる。このようにして、各放送局は2つのパケット(1つはバースト、もう1つは冗長バースト)を送信するが、単に共同放送局の冗長バーストを送信することで他方の周波数及び/又は他方の送信器で送信されるそれらの冗長パケットを有することによってダイバーシティの優位性を得る。共同送信は、各々の協働する送信器のデータ出力又はバンド幅を増すことなく、完全な周波数ダイバーシティ及び場合により空間ダイバーシティの利点を与える。] 図1
[0086] 更に、データコンテンツの有意な時間インターリービングに関連する固有の利点及びバーストモード送信における動作との関係に加えて、変形された符号エンハンスドデータの各ブランチは、別個の周波数で送信されてよい。このようにして、周波数ダイバーシティが、時間ダイバーシティに加えて、達成され得る。例えば、スタガキャスト・コンテンツの一部を含む第1バーストは、符号エンハンス後に、第1の放送局によって特定のブロードキャストチャネルで供給又は送信されてよい。スタガキャスト・コンテンツの残りの部分を含む第2バーストは、符号エンハンス後に、場合により第2の放送局によって、後の時点に第2のブロードキャストチャネルで供給又は送信されてよい。各ブロードキャストチャネルは、動作の異なる周波数スペクトルを表す。得られる動作は、更に、既に内在する時間ダイバーシティシステムに周波数ダイバーシティ動作を導入することによって、元のデータコンテンツの回復を保証する。]
[0087] 本発明は特定の実施形態に関して記載されているが、当然、本発明の適用範囲内での変形が行われてよい。例えば、様々な処理段階が別々に又は組み合わされて実施されてよく、汎用の又は専用のデータ処理ハードウェアに実装されてよい。更に、様々なエンコーディング又は圧縮の方法が、ビデオ、オーディオ、画像、テキスト、又は他のタイプのデータに用いられてよい。また、パケットサイズ、レートモード、ブロック符号化、及び他の情報処理パラメータが、本発明の異なる実施形態で変更されてよい。]
[0088] [優先権主張]
本願は、“Code Enhanced Staggercasting”と題された米国仮特許出願第61/003,041号、及び“ATSC M/H Mobile Broadcast for Portable Services”と題された米国仮特許出願第61/002,977号の優先権を主張するものであり、これらの特許文献は参照により本願に援用される。]
权利要求:

請求項1
データをエンコードする方法であって、パケット及び冗長パケットを発生させるよう前記データをエンコードし、各パケットが前記データを有するステップと、前記パケット及び前記冗長パケットを送信器へ結合するステップとを有する方法。
請求項2
前記パケット及び前記冗長パケットは異なる送信器へ結合され、該異なる送信器は空間ダイバーシティを備える、請求項1記載の方法。
請求項3
前記パケット及び前記冗長パケットは異なる周波数で送信される、請求項1記載の方法。
請求項4
前記パケット及び前記冗長パケットは異なる時点で送信される、請求項1記載の方法。
請求項5
信号を受信する方法であって、第1パケットを受信するステップと、前記第1パケットの冗長バージョンである第2パケットを受信するステップと、前記第1パケット及び前記第2パケットを結合するステップと、前記第1パケット及び前記第2パケットを復号化するステップとを有する方法。
請求項6
前記第1パケットは第1周波数で受信され、前記第2パケットは第2周波数で受信される、請求項5記載の方法。
請求項7
前記第1パケットは第1時点で受信され、前記第2パケットは第2時点で受信される、請求項5記載の方法。
請求項8
パケット及び冗長パケットを発生させるようデータをエンコードするエンコーダと、前記パケットを第1送信器へ、前記冗長パケットを第2送信器へ結合するインターフェースとを有する装置。
請求項9
前記パケットは第1周波数で送信され、前記冗長パケットは第2周波数で送信される、請求項8記載の装置。
請求項10
前記パケットは第1時点で送信され、前記冗長パケットは第2時点で送信される、請求項8記載の装置。
請求項11
第1パケット及び第2パケットを受信するインターフェースと、第1復号化パケット及び第2復号化パケットを発生させるよう前記第1パケット及び前記第2パケットを復号化する復号器と、ビデオ信号を発生させるよう前記第1復号化パケット及び前記第2復号化パケットを結合するプロセッサとを有する装置。
請求項12
前記第2パケットは前記第1パケットの冗長バージョンである、請求項11記載の装置。
請求項13
前記第1パケットは第1周波数で受信され、前記第2パケットは第2周波数で受信される、請求項11記載の装置。
請求項14
前記第1パケットは第1時点で受信され、前記第2パケットは第2時点で受信される、請求項11記載の装置。
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同族专利:
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